Homebrew に存在しないアプリを cask として管理する
Homebrew の cask を利用して、公式caskリストに存在しないアプリを管理する方法。具体例として、cooViewer
というアプリを cask で管理する手順を書く。
1. Homebrewのcaskタップを設定
まず、Homebrew の cask を利用するために、必要なタップを追加する。
brew tap --force homebrew/cask
2. 空の caskファイルを作成
管理したいアプリ用の caskファイルを作成する。ここでは、cooViewer の caskファイルを作成。
brew create --cask cooviewer
プロンプトが表示されたら、Enterキーを押して空のまま進める。
Cask name [cooviewer]:
3. アプリの zipファイルをダウンロード
アプリの GitHubリポジトリから、最新の zipファイルをダウンロードして、以下のコマンドにて、cooViewer の zipファイルをダウンロードする。
curl -LO https://github.com/coo-ona/cooViewer/releases/download/1.2b25/cooViewer.zip
4. SHA256ハッシュを計算
ダウンロードした zipファイルの整合性を確認するために、SHA256ハッシュを計算する。
shasum -a 256 cooViewer.zip
出力結果をメモっておく。
5. caskファイルの編集
Homebrew の caskファイルを編集し、必要な情報を記述する。
vim /opt/homebrew/Library/Taps/homebrew/homebrew-cask/Casks/c/cooviewer.rb
cask "cooviewer" do
version "1.2b25"
sha256 "3b5a38a64ceef20fa782ed43b2fa2cd1c7ff83b91d28697a107049c4e8973e41"
url "https://github.com/coo-ona/cooViewer/releases/download/#{version}/cooViewer.zip"
name "cooViewer"
homepage "https://coo-ona.github.io/cooViewer/"
livecheck do
url :url
strategy :github_latest
end
app "cooViewer/cooViewer.app"
zap trash: [
"~/Library/Preferences/jp.coo.cooViewer.plist"
]
end
app: ダウンロードして、zipファイルを展開したときのパス。
zap trash:
cooViewer/readme.txt
を参照して記載した。
6. インストール
brew install --cask cooviewer
これでインストールが完了!
7. Gatekeeper の設定解除
初回起動時に、macOS の Gatekeeper機能によってブロックされる。cooViewer.app を右クリックし、「開く」を選択する。これにより、次回から通常通りに起動できるようになる。
できるだけ Homebrew の cask にてアプリは管理したいものですな。必要がなくなったときにアンインストールするのがとても楽だからね。
それに、新しい Mac を購入した時に、 setup.sh
なんかを作成していれば一発でお気に入りのアプリとセットアップができるので、オススメであーる。
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